会長の新宮です。
昨年から多忙を極めてしまい、更新が滞ってしまいました。ここでまとめて昨年の活動を振り返ります。
1月は先の記事に書いたとおりです。
2月の活動
2月は、例年成果発表会を行っています。
2018年は2月24日に松江市の市民活動センター(スティックビル)を会場に成果発表を行いました。その時の様子を写真でご覧ください。
発表会の前半は、子供たちによるプレゼンがあります。そして後半は、小さな工作ブースで工作を楽しみます。この工作ブースは一般の皆さんも参加可能です。もちろん興味あれば大人でも参加できます(子供優先ですが・・。)
3月の活動
3月の活動は、2017年度最後の活動となります。
前回が好評により再度、3月31日にプログラミングロボットを製作、そして試走させました。
講師は竹下さんです。
ロボットのほうは、パソコンからロボットに送るプログラムが前回は光による伝送でしたが、今回は音声によるものでした。
子供たちは楽しそうに取り組んでいました。
そのあと、2017年度の修了式を行いました。今回で卒業する子供たちもいますが残ってくれる子供たちもいらっしゃいます。
一年間ありがとうございました。
4月の活動
4月は開講式のあと万華鏡を作りました。
ガラス板を使わず、プラ板に薄いステンレス板を貼り付けたものを鏡にして作成しました。
子供たちの反応はとてもよかったです。
5月の活動
5月26日は例年どおりに化石採集に出掛けました。これは子供たちには人気のプログラムなのですが、ジオパークの活動でこれからは規制されます。ですので今回が最後の化石採集です。
(他地域のジオパークでも、化石採集をしてもそれは持ち帰ることができないというのもあるようです。確かに、乱獲はよくないですが、大型重機でも持ってこない限り、子供たちが取る化石(岩石)など、ごくわずかです。むしろ何でも規制をしてしまうと、興味を持てなくなる可能性もあります。
井尻正二の「科学論」でも、
古生物学入門の第一歩は、けっして、化石の学名を暗記したり、古生物学の公理をおぼえたりする、悟性の訓練にあるのではなく、まず、ハンマーを大地に打ちおろすという、積極的な、実践的な行動をすることである。すなわち、ハンマーをただ一つの武器にして、山野を歩き回り、谷川につかって化石の露頭をさぐり、手に豆を出してハンマーで岩石をたたき割る、という、自然にたいする積極的な行動にはじまり、自然のままの姿で、地層にうもれている化石っを、みずからの手でほりだし、その産状・形態・色彩などを。自身の目でみ、主観的に感覚し、さらにその化石に一つ一つ採集番号をつけ、新聞紙にくるみ、リュックサックにいれて背負いあげるといった、肉体的な経験によって、化石の固さ・重さ・もろさなどを、全身で体験することにある。
とあり、こういう活動に規制が入ることは本来好ましくない。一方で、近年大人の「コレクター」が荒らす。これは興味を超えて欲の塊であって、そういう者たちは規制されなければならない。
Unicode
Unicode
6月の活動
6月23日は、スタッフの根山さんによる三味線作りでした。
お菓子などの空き缶のボディに、ネックは木材で三本のナイロン弦を張って出来上がります。
空き缶にピックアップをつければアンプに流すこともできます。ちゃんとチューニングしたらそれなりの演奏ができました。
Unicode
6月の活動の後半は、チャレンジコンテストの説明会でした。今年も有志が全国に挑戦することになりました。
Unicode
Unicode
7月の活動
7月28日は田宮の工作キットを使って、ピンポン玉を運ぶロボット作りと簡単な競技を行いました。講師は、スタッフの福田さんです。
キットは皆が同様に組み立てて、コントローラーで走らせるのですが、ピンポン玉を運ぶ部分は各自が各々のアイデアでくふうします。
なかなかピンポン玉を運べず、何事も簡単には行かない、くふうは必要ということがよくわかりました。
8月の活動
8月25日はLED行灯作りをしました。ありきたりの工作ですが、それぞれ個性的な作品が出来上がりました。
後半はチャレコンの相談会も行いました。
作品が形になってきている一方で、参加を断念するチームも。最近の子供たちは夏休みもいろいろ忙しいのです。
9月8日はチャレンジコンテスト地区予選
結局参加は1チームになってしまいましたが、地区予選を行いました。
松江から宇宙へということで、現実にはありえないセッティングですが、さすが子供たちの素晴らしい発想です。
作品はまずまずの出来上がりです。ビデオを撮って、それを送り、全国を目指します。(全国大会に参加できました!!)
9月の活動
9月22日は、スタッフの根山さんによる水飲み鳥製作でした。
水飲み鳥と言えば、エーテルの入ったガラス製を思いつくのですが、水とストローなどがあれば簡単に作れてしまいます。
ただ、作りは微妙でうまく調整しないと全く動かなかったりと「わかる」までは「なんでかな?」の連続でした。
原理を考えるのも大切な活動です。
CA3J0797
CA3J0799
CA3J0800
CA3J0802
CA3J0803
CA3J0813
10月の活動
10月はスタッフの竹下さんを講師にプログラミングロボット体験を行いました。内容はキットの組み立て、パソコンによる動作の設定、そして走らせる。3月と同内容でした。
Windows10は相性が悪く、本当に苦労しました。ダメダメOSです。思わぬところでつまづくのがこの似非プログラミングの世界です。
11月の活動
11月24日はエネルギーに関連して、先月に続いてスタッフの竹下さんが講師をされました。内容はソーラーカーでした。
この日はとても天候に恵まれ、会場のエステック株式会社の屋上をお借りして、ソーラーカーの試走を楽しみました。
ただ、冬の日差しは傾いており、走る向きによっては速度が落ちたりと安定した走りではなかったです。
CA3J0847
CA3J0848
CA3J0849
屋上からは山陰の霊峰大山がよく見えました。年に何度かしかないようなすっきりと晴れた景色を楽しむこともできました。
また、この日は会場のエステック株式会社のクリスマスイルミネーションも点灯され、会の終わりにそれを眺めて解散しました。
CA3J0872
12月の活動
12月22日の活動は、スタッフの三輪さんによる、ユニバーサルデザイン及び点字の学習でした。これは例年のプログラムになっているのですが、将来福祉のほうで画期的な発明ができるとよいという思いが込められています。
また、島根県の活断層図の立体模型も作りましたが、成果はいまいちでした。2019年3月に再度、全く別の方法で再挑戦する予定です。
当日の様子は、山陰中央新報(12/23)に掲載されました。
教育長表敬訪問
12月26日、松江市教育委員会にて教育長訪問をさせていただきました。お忙しいところ時間を割いていただいた関係者に感謝いたします。
当日の様子は12月30日の山陰中央新報に掲載されました。
本年は、チャレンジコンテスト全国大会出場、島根県発明くふう展での上位入賞など、よい成果があったのでその報告に行ったのです。